第36回微生物シンポジウム開催のご挨拶
2024年1月吉日
拝啓
新春の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度、第36回微生物シンポジウムを、2024年8月30日(金)、31日(土)の2日間で開催する運びとなりました。新型コロナウイルス感染症の影響で、第32回(2020年)、第33回(2021年)、第34回(2022年)の3年間はオンライン開催となってしまいましたが、昨年の第35回は久し振りに対面で開催することができました。今回は、2022年10月に東京都八王子市にオープンしたばかりの「東京たま未来メッセ」にて、対面で開催いたします。
微生物シンポジウムは、日本薬学会が主催する微生物に関する学会で、第1回(1971年)から第16回(2003年)までは2~3年おきに開催されていました。第17回(2005年)に私の恩師、笹津 備規 先生が主催されてからは毎年開催されている歴史のある学会です。細菌学、真菌学、ウイルス学、免疫学など幅広い領域をカバーし、最新の研究成果を発表する場となっております。
今回は微生物の基礎研究だけでなく、『基礎と臨床を繋ぎ、薬学微生物研究を新たなステージへ』をテーマに、臨床現場で感染症に対峙している医師や薬剤師によるシンポジウムを企画し、共同研究へと発展することを期待しています。また、微生物学以外の分野の研究者によるシンポジウムを企画し、多分野融合研究へと発展することを期待します。さらに、今後の薬学微生物研究を担う、多くの学生や若手の先生方にも参加・発表していただけるよう、一般演題に若手優秀発表賞を設けます。本シンポジウムにより、薬学領域の微生物研究が活性化することを祈念しております。
この目的を達成できるように、日本薬学会のみならず、日本化学療法学会、日本医療薬学会、日本薬局学会などの関連学会にアナウンスし、医師や薬剤師の参加を促します。企業の皆様におかれましては、広報の場などとして有効にご活用いただければ幸いでございます。
開催に当たり、皆様のご支援ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
敬具
第36回微生物シンポジウム世話人
中南 秀将